高地トレーニングとミトコンドリア
2019年02月20日
2000mを超える高地では気圧が3/4以下になるといわれ、低酸素環境になります。それに対応するために赤血球増加、ヘモグロビンが増量、心肺機能亢進などの変化がおき、そのまま低地環境内に入ると高い運動パフォーマンスがうまれると言われてきました。
しかしそうなるまで長時間の高地滞在が必要となるわけですが、どうやらそんなに長く滞在しなくても、運動パフォーマンスは上がると言われています。
数日、あるいは月に数回などの定期的な低酸素暴露でも細胞内のミトコンドリアが活性化されエネルギー供給能が亢進するようです。
これを応用した人工的な低酸素室でのトレーニングによるダイエット法が都内などでは注目をあびつつあるそうです。そしてこのミトコンドリアの活性が上昇している期間内に競技に参加すれば好結果が期待できるということです。
ただ、高地(低酸素環境)でどのような運動負荷がミトコンドリア活性に一番効果があるかは個人差がかなりあるようで、やりすぎないような慎重さと練習スケジュールなどの研究が必要ということです。